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菅首相のままで本当にいいんですか?(2011.5.22 07:00・産経)

菅首相のままで本当にいいんですか?(2011.5.22 07:00・産経)

 4月24日にこのコラムで「与野党で動き出した『菅首相退陣ー救国政権』」を書きました。確かに与野党内でその動きは起こりましたが、5月の連休後はどうも停滞してしまった感じがあります。野党はもちろん与党の議員の多くが本音では「東日本大震災という国難に対処するには菅首相のままではダメだ」と思っているにもかかわらずです。

 政治がおかしなことになっているわけですが、その原因は、与野党の政治家が「国難を乗り切るために政治はどうあるべきか」ということより、党利党略や自己保身を優先させているために、「菅首相のままでも仕方ない」という消極的な姿勢になっているからにほかなりません。

 しかし、いまだに東京電力福島第1原発は収束の見通しが立っておらず、被災地の復旧・復興も明らかに遅れています。そして、震災以降のさまざまな経済指標が示しているように、日本経済は大打撃を受けています。これらに菅政権は全くといっていいほど対応できておらず、このままいけば国難は国家的危機となります。

 「菅首相のままで本当にいいんですか?」。改めて与野党の政治家に問いたいと思います。

 まずは与党の民主党です。私の取材によると、民主党のほとんどの議員は本音では「菅首相のままでは本当はよくない」と思っています。しかし、そう発言できない、行動できないでいるのが現状です。

 その背景にあるのは「与党のままでいたい」から始まって、「自分の党から出ている首相に辞めろというのはいかがなものか」、「党内が対立していると見られるのは良くない」、「党が分裂したらどうするのか」という国家、国民より党を優先する思考回路です。

 確かに、首相が「何が何でも辞めない」という場合は、内閣不信任案を可決するしかなく、それによって民主党は分裂するかもしれません。そのことも覚悟しなければならないかもしれませんが、民主党議員の多数が信念通り、菅首相に「退陣」を求めたら、政権は運営できなくなるのですから、さすがの菅首相も自ら辞めざるをえないのではないかと思います。

 民主党はもうすでに平成20年8月の総選挙による政権交代から1年半、国民の期待を裏切り続けてきました。それが東日本大震災という国難にあっても、国民を裏切り続けたなら、次の総選挙で大敗北するだけでなく、民主党への政権交代は日本政治史上最大の失敗として、歴史に刻まれるでしょう。民主党議員のみなさんはそれで本当にいいんですか?

 次に野党第1党の自民党です。私の取材では、自民党議員の大多数も「菅首相のままでは日本は大変なことになる」と考えています。しかし、実際に菅首相を退陣に追い込むという政治行動においては、一枚岩になっていません。

 その原因のひとつは、まず自民党議員の中に「このまま野党でいて菅首相の失政を批判し続ければ、次の総選挙で間違いなく政権与党に返り咲ける」という、これまた国家、国民より党利優先の考え方がかなりあることです。

 政権党として、戦後の日本を築いてきた自民党の誇りはどこにいってしまったのでしょうか。これほど民主党への批判が高まっているのに、自民党の支持率が大きく伸びないのは、そういうふがいなさから、「民主党もダメだが、自民党もダメだ」と国民が感じているからだと思います。

 政治の風向きはいつどうなるか分かりません。「野党のままで批判していた方がいい」などという考え方では、次の総選挙で自民党が勝てるかどうか、仮に勝ったとしてもまともな政権運営はできないでしょう。

 もちろん、野党の自民党が菅首相を退陣に追い込むには、内閣不信任案を提出するしかありません。しかし、それについても自民党の腰は定まっていません。谷垣禎一総裁は17日の党役員会で、菅首相が平成23年度第2次補正予算案を提出せずに今国会を閉じた場合は、内閣不信任案を提出する考えを示しました。

 内閣不信任案の提出に条件を付けるところに、谷垣氏の優柔不断さがあります。「菅首相は退陣すべきだ」と本気で考えているなら、そんな条件はいらないはずです。確かに自民党内には、内閣不信任案の提出をめぐって「民主党から可決に必要な同調者が出るかどうか見極めなければいけない」という意見があります。

 しかし、そんな民主党内情勢頼みの姿勢はいかがなものでしょうか。まず自民党自身が国会の質問で菅首相を追いつめ、内閣不信任案を可決に持ち込もうと積極的に行動しなければ、民主党からの同調者だって期待できません。

 もうひとつ、自民党が内閣不信任案提出に及び腰である理由は、「仮に民主党から同調者が出て内閣不信任案が可決されたとしても、その勢力と組んで政権を運営できるのか」という不安です。はっきりいえば、民主党からの同調が予想される小沢一郎元代表を中心とするグループとは「一緒に政権を組みたくない」ということです。

 「小沢氏に振り回されるのではないか」、「小沢氏が自民党内に手を突っ込んでくるのではないか」などという懸念があるわけですが、これも自民党の自信のなさの表れです。自民党がしっかりまとまって、逆に小沢氏を振り回すぐらいの気概がなければ、政権はとれないのではないでしょうか。

 こうした情勢から、与野党議員の多くが本音では「菅首相のままではダメだ」と思っているにもかかわらず、「菅首相を辞めさせられない」という状況が続いています。

 平時ならいざ知らず、今は戦後最大の国難です。そのときに政治家が国家、国民のことを考えて行動できなかった結果として、菅政権が惰性で続いてしまって、本当にいいんですか?

 今回の震災対応はその重大さを考えれば、与野党の国会議員がどう発言し、行動したのかは、かならず後世から問われることになります。現在の自分の行動は歴史の評価に耐えられるものですか? 与野党の国会議員は真剣に考え行動してほしいと思います。その意識もないとしたら論外ですが。
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