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【世の中では「天災」より「人災」の面が大きいとのとらえ方が次第に強まりつつある】

 【世の中では「天災」より「人災」の面が大きいとのとらえ方が次第に強まりつつある】

高木よしあき氏のオフィシャルサイトから転載

【菅政権の絶望的無能さを5つの観点から検証】『SAPIO』5/25号 櫻井よしこ氏より

「カミソリ」「危機管理のプロ」と言われ、中曽根内閣の官房長官として内閣安全保障室などを立ち上げた後藤田正晴氏は、「信じたくもない、聞きたくもないという類の悪い情報、本当の情報を真っ先に報告せよ」が口癖だったそうです。

初代同室長だった佐々淳行氏にうかがった話です。佐々氏は、「菅首相は『後藤田五訓』を見習うべきだ」と言います。

それは、【1】省益を忘れ、国益のみを考えよ【2】最悪の情報を上げよ【3】勇気を持って意見具申せよ【4】自分の仕事じゃないと言うな【5】激しく議論して、決定した後は直ちに命令を実行せよというものです。

【1】については、菅氏は、自分がいかに長く政権の座にあるかしか考えていないようです。これは省益も国益もなく、私益です。

【2】については、菅首相の行なってきたことは正反対です。

「そんなことは聞いていない」「どうなっているんだ!」などと部下や関係者を怒鳴りつけている。

そのため周囲は、怒鳴られない情報、楽観的な見方ばかりを伝えるという悪しきパターンに陥っています。

結果として、【3】がまったく行なわれていません。

意見具申すると返ってくるのは叱責ばかり。これでは官僚も政治家も首相に意見を言わなくなるのは当然です。

【4】について言えば、菅氏の下では会議や対策本部が乱立していますので、もはや当事者たちも何が自分の仕事なのかがわからないのではないかとさえ思います。

【5】については、震災から日数が経っても被害からの立ち直りが進んでいないことを見れば、この政権の絶望的無能さがわかります。

災害に見舞われた時、最悪の事態を回避するにはどうすればいいのか。どのような対策が必要で、そのための人員、資材や機材をどう調えるか。

そうした情報を把握したうえで総合的な計画を立てる、国家的な仕組みを作ることが必要です。

[関連記事]
「首相に失望『菅氏抜き』の連立政権を」2011年4月23日 朝日より

「東日本大震災から40日以上がたったが、世の中では「天災」より「人災」の面が大きいとのとらえ方が次第に強まりつつある。とりわけ政界にその観が強い。

被災地ではがれきを乗り越えて復旧を目指し、福島原発では誰もが放射能を浴びながら一致団結して頑張っているのに、政界は民主、自民、公明の各党が建前はともかく、本音は党利党略むき出しで争っている。

あきれるほかない。日本はまさに非常時である。

私はこのような大危機には、震災問題に限って、例えば1年間といった期限を決めて連立内閣を組んで事にあたるべきだと考えていた。

政局に日数を費やさないために、首相は菅氏でやむを得ないと考えていた。非常時には自ら決断し、責任をとるリーダーが必要である。

いま首相は、どの政治家にも、どの省庁の官僚にも、思い切って仕事を任せ、存分に働いてもらい、責任はすべてとるべきなのだ。

であれば、夢を売ることが好きな鳩山前首相よりは、堅実で誠実にみえる菅首相の方が望ましいと考えていた。

だが、菅首相のこれまでの振る舞いは、大組織のリーダーとはいえない。

大した目的もなく、災害の現場に幾度も飛び、自分が東京電力に直接出向いて、怒鳴りつける。

政治主導と称して、首相補佐官や内閣官房参与を次々と任命。震災後は災害の対策本部と称する機関を六つ、さらに類似した組織も多数つくりながら、ほとんどの組織が機能していない。

実際、私はこうした組織の幹部から愚痴ばかりを聞かされている。

菅首相が聞く耳を持たず、報告をしても怒鳴られるばかり、というのだ。

それゆえ組織はバラバラで、すっかり萎縮している。個人プレーも目に余る。

谷垣自民党総裁に根回しもなく、唐突に電話で副首相を要請したり、民主党の幹部はおろか、本人にさえ相談せずに、「細野首相補佐官を原発担当相にしたい」と、公明党の幹事長代行に電話で言ったりする。

さらに、内閣官房参与に話したことを何度も否定し、参与にも否定させたうえ、彼をやめさせるといわれる動きにまで発展している。

要は責任をとるのが嫌なのだ。民主党議員を信用しない。だから、信用もされない。

自民、公明両党はもちろん民主党議員の中からも、今回の震災を「菅災」だという声が出るのは当然だろう。

引用、以上。
櫻井よしこ氏も、田原総一朗氏も、菅首相のリーダーシップの欠如を指摘しており、この震災は「菅災」だと結論づけています。

菅首相から怒鳴られるばかりなので、「組織はバラバラで、すっかり萎縮」しており、首相は「これまでの振る舞いは、大組織のリーダーとはいえない」「個人プレーも目に余る」「要は責任をとるのが嫌なのだ」と批判を展開しています。

共通しているのは「決断をしない」「決断力がない」「責任を回避する」「聞く耳を持たず、怒鳴りつける」といった菅首相のリーダーシップの欠如です。

菅氏は個人プレーがお好きなようですが、リーダーとしては最低、最悪の部類に入ります。

実際、菅首相の下では、第一次補正予算で最低限の予算が組まれただけで、具体的な復興ビジョンも、復興政策も出ていません。

そればかりか、このような経済と電力不足の時期に、あえて浜岡原発を止めるなど、「逆判断」ばかりして、日本という国をますます衰退させようとしています。

日本を救うには、一刻も早く菅首相にお辞め頂くしか道はありません。


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